自分でネイルサロン開業できる?成功のための準備とポイントとは

公開日:2023/04/17 最終更新日:2023/07/12

趣味のネイルが本格化して仕事にしたい、もしくはネイルサロンに長く勤務していると自分の店を持ってみたいと夢が広がります。自分でネイルサロン開業は可能です。では開業までに、金銭面や具体的にどんなステップで準備すべきなのでしょうか?そこで本記事では、開業費用や必要なスキルなど、スムーズな独立に必要な知識を紹介します。

自分でネイルサロンを開業する前に必要な準備とは

まずは、独立するうえでどのような手続きが必要か紹介します。

開業届を出す

開業するということは個人事業主となるため、開業届が必要です。提出先である国税庁のサイトから必要な書類や記入例をダウンロードできます。記入方法に不安がある場合は、最寄りの税務署でも手続きができます。

届出には事業主の情報や屋号を記入する欄があります。職種によっては屋号を気にする必要はありませんが、ネイルサロンの場合は、屋号がお店の名前となります。お店のイメージに合わせた、とくに女性に親しんでもらえるような屋号を考えておきましょう。

店舗型か自宅型かを考える

次に、テナントを借りて出店したいか、自宅で開業したいかを考えます。テナントの場合は、集客しやすい立地や駐車場の確保など希望に沿った物件を検討できます。テナント向けの物件は、水回りや基本的な配線などが整っていることもメリットです。また、集客しやすい場所なら通勤もしやすいです。

デメリットとして考えられるのは、賃貸料や内装費などまとまったお金が必要となることです。またテナントを借りる際は、保証料というものがかかります。保証料とは、どうしても家賃が払えない場合や退去する際の退去費用などに充てられる金額です。預かり金なので、使用しなければ返ってきますが、賃料の6ヶ月分などまとまった額を初期に支払う必要があります。機材や内装費などを含めると100万単位で初期費用がかかるでしょう。

その一方で自宅であれば、賃料や内装費は不要のため、初期費用を大幅に削減できます。また、自宅なら通勤時間不要で、空いた時間に家事ができるなど生活と仕事の両立ができます。ライフスタイルに合わせた働き方ができて効率的です。

ただし、一戸建てなど自己所有物件なら問題ないですが、賃貸の場合は一部を事業用としての使用は不可な場合もあります。さらに、自宅兼用として使うため、生活感が拭えないことはデメリットに感じるでしょう。

トイレもプライベートとは別にしたいところですが、難しい場合はこまめに掃除したり、お店のようなデザインにしたりするなど工夫しましょう。また、リビングを通らなければならない間取りもおすすめできません。デメリットが大きければ、店舗中心の間取りの物件に引っ越しを検討するのもいいでしょう。

ネイルサロン開業で成功するために必要なスキル

ネイルサロンは、美容室のように保健所への届出・許可取得も不要で開業のハードルが低いといえます。とはいえ、つぎのような各種検定試験の取得をおすすめします。取得することで、客観的な技術の目安となるので、集客しやすくなります。

ネイリスト技能検定試験

公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターが、26年以上実施している検定です。国際的なネイリスト育成、正しい技術と知識の向上を目指しています。

JNAジェルネイル技能検定試験

NPO法人日本ネイリスト協会が実施し、ジェルネイルに関する知識や施術方法などお客様が安心して受けられる技術普及を目指しています。

JNA認定ネイルサロン衛生管理士

NPO法人日本ネイリスト協会が主催し、ネイルサロンでの実務は問わず衛生管理についての筆記試験が実施されます。

その他のスキル

開業にあたり必須な資格はありませんが、正しい知識や技術力が必要です。また、コミュニケーション能力も求められます。爪の形や状態や悩みは人それぞれ。爪が割れやすいなどの場合は食生活が反映している場合もあります。会話や趣向から好きなデザインを提案したり、第一印象とのギャップを読み取ったりするなど、相手に合わせた対応が求められます。世間話が好きな人や、静かに施術を受けたいなどさまざまなお客様に心地よい空間と思ってもらうことが長続きの秘訣でもあります。

自己資金でネイルサロンを開業する方法

まとまった金額が必要な場合は銀行からの借入も検討しますが、できれば自己資金で開業できれば低リスクです。しかし、物件の都合に制限があるなら、実家を改装するという手もあります。機材は予算を削りにくいですが、広告費や内装は工夫次第で抑えることができます。SNSによる公告であれば通信費のみで済みます。家賃がなければ100万円前後でも開業可能なため、貯蓄の具合や目標額を決めて、今の仕事と並行しながら準備する方法もあります。

ネイルサロン開業で失敗しないためのポイント

気軽に開業できることから、ライバルが多いのも事実です。開業後に、長く続けられるポイントを紹介します。

費用面をよく検討する

どんな業種でも、利益が出ないと経営が難しいです。まずは、1日の人数から施術料金を設定し、無理のない計画を考えましょう。そのためにも、自宅などで小規模に固定客がついてきたら拡大していくという方法が賢明です。

集客方法を工夫する

近年ではSNSがあるので、できるだけ活用しましょう。爪のお悩みに関する内容を投稿するほか、ネイル例や技術、知識、お店の雰囲気なども写真で載せると、集客効果が期待できます。

リピートを意識する

一度来てくれるだけでなく、リピーターになってもらうことが成功のカギです。リピーターが定着しない場合は、伝えたイメージと違う仕上がりだった、サロン内が清潔ではなく居心地が悪かったなど、さまざまな原因が考えられます。フレンドリーすぎる接客も逆効果かもしれません。マンツーマンの施術のため、距離感が大切です。自分のカラーも大切ですが、他店の見学やセミナーに参加するなど、積極的に学ぶように心がけましょう。

まとめ

ネイルサロンは特別な資格や届出・許可は不要なので、独立開業しやすいです。小スペースで施術可能なため、自宅でも始められます。集客が難しい立地の場合はテナントを借りるのも、店舗用の間取りや設備が整っているため、おすすめです。ただしライバルも多く、長期的に経営するのが難しいことも事実です。

資金計画や、ライフスタイルに合わせてまずは小規模から、軌道に乗ってきたら少しずつ拡大すると失敗の可能性が低くなります。正しい知識や技術、雰囲気が良いお店づくりで長期的な経営計画を立てましょう。

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