「ネイリストを目指したいけど、どれくらい期間が必要なの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。ネイリストとして求められる資格が、ネイリスト検定2級以上とジェルネイル検定中級以上です。最低限2つの資格を取得すると、ネイリストの道が開けます。以下ではネイリストになるために必要な期間や、資格取得までのプロセスを解説します。
ネイリストになるには何年かかる?
ネイリストになる期間は、最低1年以上を見込むとよいでしょう。試験の開催スケジュールや勉強を始める時期、方法によってスケジュールは前後します。ここでは、ネイリストになるための年数を手段ごとに解説します。
ネイルスクールは約6か月~1年かかる
ネイルスクールでネイリスト検定2級とジェルネイル検定中級を取るコースは、約6か月~1年としているところが多いのが特徴です。
さらに上級の資格を取得する場合、最短でも1年以上かかります。ネイルスクールはサロン就職や開業など目的別にコースを選べることも多く、明確な目標をもって学べるのが魅力です。ネイルに関する知識や技術を、短期的に効率よく学びたい人におすすめです。
美容専門学校は2年以上かかる
美容専門学校のカリキュラムは、最低でも2年以上かかり、通常の学校のように週5日通う必要があります。時間がかかる分、メイクやエステなど美容に関する知識を、幅広く学べるのが魅力です。スタイリストやエステティシャンなど違う職種への方針転換もできます。ネイルだけでなく美容に関する知識を幅広く学びたい人は、検討したい選択肢です。
通信講座は約6か月で完結するものが多い
通信講座の学習期間は約6か月で、12~18か月の学習サポートがつくことが多いのが特徴です。比較的短期間で資格取得を目指せますが、学習ペースを自己管理しなければいけません。しかし通学するよりも価格は、約10~50万円に抑えられます。学習場所にもとらわれないため、自分のペースでじっくり学びたい人におすすめです。
独学でネイリストに求められる資格を取得するのは難しい
ネイリスト検定3級やジェルネイル検定初級であれば、合格率も高く独学での取得を目指せます。約3か月を見込むとよいでしょう。しかしネイリストとして求められる中級~上級レベルの資格は合格率が4割前後で、独学で取得するハードルはかなり高まります。ネイリストはお客さんの体の一部を扱う仕事のため、スクールなどで専門知識やスキルを身につけるのがおすすめです。
ネイリストになるための時間的な見積もりとは?
ネイリストとしてどのように働くかによって、目指す資格と時間的な見積もりが変わります。どの働き方でも、ネイルはジェルネイルが主流になりつつあるため、ジェルネイル検定上級を取ると損はありません。
ネイルサロンで就職を目指すなら1年以上
一般的なネイルサロンでの就職を目指すなら、ネイリスト検定とジェルネイル検定の資格を取得しましょう。ジェルネイル検定は年2回の開催のため、すべての級を取得するには最低でも1年かかります。
おすすめの資格は「ネイリスト検定2級」「ジェルネイル検定上級」です。ネイルサロンによっては、ネイリスト検定も1級が応募条件になることがあります。働きたいネイルサロンがある場合は、事前に応募条件をチェックしましょう。
講師や独立など一歩先のキャリアを目指すなら2年以上
講師や独立などネイルサロン勤務からステップアップすると、取得する資格の幅が増えるため、2年以上かかると考えましょう。
取得する資格は、「ネイリスト検定1級」「ジェルネイル検定上級」「衛生管理士」「認定講師検定」などがあります。目指すキャリアにより取得すべき資格は変わります。どの道に進むとしても、ネイリスト検定1級やジェルネイル検定上級は役立つ資格です。
ネイリストになるまでの道のりとは?資格取得までのステップ
実際にネイリストを目指すには、どのようなステップがあるのでしょうか。ここではネイリストになるまでの道のりと、取得すべき資格の内容について詳しく解説します。
ネイリストになるまでの道のりは3ステップ
ネイリストになるには大きく3つのステップがあります。「ネイルに関する知識やスキルを学ぶ」「資格取得を目指す」「ネイルサロンへの就職」の段階を踏みます。ネイリストに必須の資格はありませんが、専門知識とスキルは必ず求められます。
スクールや通信講座でネイルに関する知識やスキルを学びながら、資格取得を目指しましょう。資格はネイルの知識やスキルがあることの証明になり、就職にも有利に働きます。独立を目指す人もネイルサロンで経験を積むのがおすすめです。
JNECネイリスト技能検定の試験日程と合格率は?
JNECネイリスト技能検定は1~3級の3段階に分かれており、2・3級は年4回、1級は年2回実施されます。合格率は3級で80%前後、1・2級になると40%前後です。JNECネイリスト技能検定は日本で最も知名度と歴史のある試験で、ネイリスト検定とも呼ばれています。
プロネイリストとして活躍するには、2級の取得が推奨されていますが、飛び級受験ができないため、3級から受験しなければならない点に注意してください。
JNAジェルネイル技能検定の試験日程と合格率は?
JNAジェルネイル技能検定は初級~上級の3段階で、春と夏の年2回試験が実施されます。合格率は非公表ですが、初級で70%前後、中級は60%前後といわれています。上級になると、合格率は40%前後です。
JNAジェルネイル技能検定は、ジェルネイルに特化した内容で、ジェルネイル検定とも呼ばれます。プロネイリストとして活躍するには、中級以上が望ましく、ネイリスト検定と同様に飛び級受験はできません。しかしネイリスト検定の取得状況によっては、一部試験が免除になるため、事前に受験要項をチェックしましょう。
まとめ
ネイリストになるために必要な期間は、1年以上と考えるのがおすすめです。どの働き方でも役立つネイリスト検定1級とジェルネイル検定上級を取得するには、最短で1年以上必要になるためです。しかし、目指す働き方により取得する資格が異なるため、必要な時間も変わります。また資格の取得方法によっても、期間が変わることがあるでしょう。ネイリストになるためには、自分がネイリストとして働く姿を想像することが大切です。働き方によって必要な資格を調べ、試験日程や資格取得の方法から必要な期間を考えましょう。